デブ専小説高校時代32
「雄一、どこにいっとったつや。用事がはよ終わったけん、だいぶ待っとったつやけん。」
「うん、ちょっと康裕んとこに行ってきたったい。」
「せっかく帰ってきとっとやけん。おいば一人にして・・・」
「すまんやったたい。それよか今日は康裕ば泊めてよかろ。」
「康裕が泊まるていうたつや。」
「おいが誘たったい。よかやろ。」
「うん、そらよかばってん。三人で寝っとや。」
「隣ん部屋ん空いとるけん、おいと康裕がいっしょん部屋でよかけん。」
「雄一がベッドに寝てよかけん。おいは康裕と久しぶりに話しばすうごたるけん。」
「そらおいもいっしょたい。ひさしぶりやけん。」
それは康裕を雄一と寝せたくない信也が、譲れないところだった。
結局、雄一はしかたなくベッドに一人で寝ることになった。
昼間の疲れのせいか康裕は信也と話しながら、いつの間にか眠ってしまっていた。
その康裕の寝言が信也にもはっきりと聞き取れる言葉で聞こえてきた。
「雄一・・・」
信也はドキッとした。
そして康裕の顔を見た。
その可愛らしい康裕の顔を見ながら、続けて出てくる寝言に、信也は胸が張り裂けそうになるほど悲しくなっていた。
「雄一・・・すき・・・」
信也は康裕を抱き締めながら泣いていた。
信也は康裕の寝顔をじっと見詰めなおしてから、また抱きしめる。
しかし、それ以上はどうすることもできなかった。
『康裕は雄一が好きなんだ・・・』
そう自分に言い聞かせながらもあきらめきれない思いが、いっそう信也に涙を溢れ出させていた。
信也は眠れないまま朝を迎えていた。
「雄ちゃん、なんもなかばってんうんと食べてね。」
信也の母がにこにこしながら、そういった。
「おばちゃんの味噌汁が一番うまかけん、ご馳走たい。」
「雄ちゃんは今日帰るとやろ。」
「うん、今日帰るけん。」
「康裕はどげんすっとや。」
信也がそう聞くと雄一がすかさず言った。
「康裕はおいと一緒に帰ったい。もう切符もこうとるけん。」
「そうや・・そらよかったな・・・」
信也は雄一がうらやましかった。
康裕と同じ学校にいけなかった自分を悔やんでいた。
しかし、新しい相手を探す気にもなれなかった。
その日の昼前に、棟山と熊田は博多駅にいた。
新幹線のりばへ上がる前に、一階で駅弁を2人前づつ買った。
2人は新幹線に乗り込むとさっそく食べ始めていた。
「康裕はほんなこて信也とつきおうとったつや。大人とこどもの間やけん、手ば握っとうだけでよかかもしれんばってん、康裕はそいじゃ我慢できんやったろけん。」
「うん、信也は好きやったたい。一緒におるだけでよかったけん。ばってん今はようわからん。」
「ようわからんて、おいのことはすかんとや。」
「そげんじゃなかけん。雄一は大好きやけん。」
「康裕、ほんなこておいのこつば好いとんなら、ほかんやつと付き合わんでくれ。おいだけの康裕でおってほしかけん。森とか他の先輩とはせんで欲しかけん。」
「うん・・・ばってん寮におるけん無理たい。」
「ほんなら寮ば出らんや。おいのとこでもよかし。」
「おいは柔道で学校に行かせてもらいよるけん、寮は出られんたい。」
「ほんならおいのとこに週2回はこんや。」
「うん、でくるだけ行くけん。」
2人は話しながら眠くなり、弁当を2人前づつたいらげると、いつのまにか眠り込んでいた。
その2人が駅に降りたときにはあたりはもう暗くなっていた。
「今日はおいのとこに泊まっていくや。」
「今日は寮に帰るけん。雄一とはまたゆっくりしたかけん。」
「ほんなら電話ばしてくれんや。まっとるけん。」
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コメント
エロいのが読みたいです。
投稿 | 2008年5月 7日 (水) 07時14分
もっと読みたいです

投稿 ボルト | 2008年5月10日 (土) 22時36分
続きまってるよー
投稿 けんた | 2008年6月21日 (土) 01時15分
続きまってます
がんばってー
投稿 ふみお | 2008年6月28日 (土) 17時45分